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第12回ハウスクリーニング雑学講座

投稿日 2025年6月23日

皆さんこんにちは！

 

C-real、更新担当の中西です。

 

ハウスクリーニング業は、他人の家という繊細な空間に立ち入る仕事であるため、「万が一」のリスクに備えることがとても重要です。実際、家具や家電の破損、誤った洗剤使用による素材の損傷、またはスタッフのケガなど、様々なトラブルが発生する可能性があります。

これらのリスクをカバーするために、適切な保険に加入することは業者としての責任であり信頼の証でもあります。

なぜ保険が必要なのか？

業者側のリスク

  • 高価な家電や家具の破損

  • 洗剤や薬剤による素材の変色・腐食

  • 作業中の火災・水漏れなどによる損害

  • スタッフの転倒・負傷

顧客側のリスク

  • 破損への補償要求

  • 過失による損害賠償請求

  • 法的トラブルや信頼の失墜

加入すべき主な保険の種類

1. 賠償責任保険（施設賠償責任保険）

対象：

  • 顧客の所有物を破損した場合

  • 顧客が損害を被った場合

例：

  • 清掃中に高価な花瓶を落として破損

  • 洗剤でフローリングが変色

2. 生産物賠償責任保険（PL保険）

対象：

  • サービスや商品が原因で事故が起きた場合

例：

  • 清掃後に薬剤が残留し、子どもが皮膚炎を起こした

3. 業務災害保険

対象：

  • スタッフが作業中にケガをした場合

  • 通勤途中の事故など

ポイント：

  • 労災の上乗せ補償として加入されるケースが多い

4. 自動車保険（業務用）

対象：

  • 社用車の移動中事故

  • 清掃資材の搬送中のトラブル

保険を選ぶ際のポイント

✅ 業種対応の実績がある保険会社を選ぶ

  • 清掃業に特化したパッケージ商品があるか確認

✅ 補償範囲と免責条件を細かく確認

  • 「どこまで補償されるか」が重要

  • 免責金額（自己負担額）の有無も要チェック

✅ 保険料と補償内容のバランス

  • 必要以上に高額な補償よりも、リスクに合った合理的なプランを選択

✅ 顧客へのPRにもなる

  • 「保険加入済」と明記することで、信頼を獲得しやすくなる

保険は「経費」ではなく「信頼構築の投資」

ハウスクリーニング業において保険は、ただの安全対策ではなく、顧客と長期的な信頼関係を築くための重要なツールです。トラブルは「起こるかもしれない」のではなく「いつか起こるもの」として、きちんと備えておきましょう。

 

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