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第8回ハウスクリーニング雑学講座

皆さんこんにちは!

C-real、更新担当の中西です。

さて今回は

~最適な道具と洗剤の選び方~

ということで、ハウスクリーニングのプロが「掃除の効率と効果を最大化するための道具・洗剤選びの鉄則」を詳しく解説します♪

どんなに腕が良くても、適切な道具や洗剤を使わなければ、汚れは落ちにくく、作業時間は長引いてしまいます。今回は各場所・汚れの種類に応じた“最適アイテム”を紹介し、家庭でプロ並みの仕上がりを実現するコツをお伝えします!

「キッチンの油汚れには何を使えばいい?」「浴室のカビ取りに最適なブラシは?」「家具や床を傷めない洗剤は?」

…そんな疑問にお答えします!

1. キッチン用アイテムの選び方

① 油汚れには「強アルカリ洗剤」と「ナイロンたわし」

・洗剤の特性

重曹やセスキ炭酸ソーダよりも強力な、pH12以上のキッチン専用アルカリ洗剤を選ぶ

粘度があるジェルタイプは、垂れにくく壁面の油汚れに最適

・道具の特性

ナイロン製たわし(細かめのメッシュ)でこすり、ステンレスやホーローを傷つけない

フレキシブルヘッドのスポンジブラシで、隙間や凹凸も楽々

鉄則:「強アルカリ×ナイロンたわし」で、しつこい油汚れを素早く乳化分解すること

 

② 換気扇フィルターは「漬け置きバケツ」と「クレンザー

・洗剤の特性

粉末クレンザー(研磨剤入り)を少量混ぜると、酸化油がこそげ落ちやすい

・道具の特性

大きめのバケツまたは浴槽にお湯(50℃程度)を張り、洗剤を溶かして漬け置き

プラスチック製スクレーパーで、フィルターを傷めずに油をこそげ落とす

鉄則:「温水漬け置き+スクレーパー」で、フィルターの奥までしっかり洗浄すること

2. 浴室・水回り用アイテムの選び方

① カビ取りには「塩素系漂白剤」と「軟毛ブラシ」

・洗剤の特性

塩素系漂白剤はカビ胞子を殺菌・漂白し、再発を抑制

泡タイプなら垂直面にも長時間留まり、効果が高い

・道具の特性

軟毛ブラシ(樹脂毛)でゴシゴシせず、塩素を浸透させるイメージで軽くこする

塩ビ手袋を使い、手肌を保護

鉄則:「泡塩素系+軟毛ブラシ」で、目地やシリコンのカビを根こそぎ除去すること

② 水垢・石鹸カスには「クエン酸スプレー」と「マイクロファイバークロス」

・洗剤の特性

クエン酸は酸性で、カルシウム成分を溶かしやすい

スプレータイプで狙った場所に均一に噴霧

・道具の特性

マイクロファイバークロスは繊維が細かく、水垢を絡め取る

メラミンスポンジで軽く磨くと鏡面も蘇る

鉄則:「クエン酸スプレー+マイクロファイバー」で、水垢を素早く分解・拭き取りすること

3. トイレ用アイテムの選び方

① 尿石除去には「強酸性トイレ用洗剤」と「ロングノズルブラシ」

・洗剤の特性

塩酸やリン酸を含む強酸性洗剤は、尿石を化学分解

液ダレしにくいゲル状が狙い目

・道具の特性

ロングノズルブラシで便器の縁裏まで届くもの

柔らかめの毛で、陶器を傷つけない

鉄則:「ゲル酸性洗剤+ロングブラシ」で、便器内全周の尿石を確実に落とすこと

② 床・壁の除菌には「次亜塩素酸ナトリウム」と「モップ」

・洗剤の特性

次亜塩素酸は幅広い菌・ウイルスに効果

希釈率を守り、素材を痛めない

・道具の特性

平型モップで広い面を一気に拭き上げ

モップヘッドは使い捨てタイプを推奨

鉄則:「希釈次亜塩素+モップ」で、トイレ全体を一度に除菌・清掃すること

4. 床・家具用アイテムの選び方

① フローリングには「中性洗剤」と「絞りたモップ」

・洗剤の特性

pH7前後の中性洗剤はワックス層を傷めず汚れを浮かせる

無香料・無リンタイプを選ぶ

・道具の特性

水分をよく絞ったモップで、拭きムラやシミを防ぐ

マイクロファイバー製がホコリもキャッチ

鉄則:「中性洗剤+絞りモップ」で、ワックスを残しつつ汚れだけを除去すること

② カーペットには「酵素系スプレー」と「掃除機」

・洗剤の特性

タンパク質分解酵素でシミ・汚れを分解

スプレー後、数分置いて汚れを浮かせる

・道具の特性

吸引力の強い掃除機で、繊維の奥から汚れを吸引

ブラシノズルで表面のホコリもかき出す

鉄則:「酵素スプレー+強吸引掃除機」で、カーペットの奥深くから汚れと臭いを取り除くこと

5. 窓・ガラス用アイテムの選び方

① ガラスには「アルカリ性ガラスクリーナー」と「スクイージー」

・洗剤の特性

アルカリ性で油膜も分解しやすい

スプレータイプでムラなく噴霧

・道具の特性

スクイージー(ゴムワイパー)で、下方向へ一気に引く

マイクロファイバークロスでフレームや細部を拭く

鉄則:「アルカリクリーナー+スクイージー」で、光沢を損なわずにガラスをピカピカにすること

6. 道具・洗剤の保管とメンテナンス

ラベル管理:中身と希釈率を明示したラベルを貼り、混合ミスを防ぐ

湿気対策:洗剤は直射日光・高温多湿を避け、冷暗所に保管

道具の手入れ:ブラシやモップは使用後に洗浄・乾燥し、カビや雑菌を防ぐ

鉄則:「道具と洗剤は適切に保管・手入れし、常にベストコンディションで使うこと」

まとめ

・最適アイテムで作業効率と効果を両立!

・場所・汚れ別に洗剤を選定し、化学反応で落とす

・素材を傷めない道具を使い分け、力加減をコントロール

・使い捨てと再利用を使い分けてコストと衛生を両立

・保管・メンテナンスで道具・洗剤の性能を長持ちさせる

適切な道具と洗剤を選ぶことは、プロの仕上がりへの第一歩。C-realでは、厳選アイテムと技術で、どんな汚れもスピーディにクリアします!

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